週末に所用があって、羽田空港国際線ターミナルへ行ってきました。
写真はその時に見つけた、日本から帰国する観光客向けに小銭をガチャで使ってください!というブース。これを見た時に、私だけかもしれませんが、おおおおおおおおおおおおお!と嬉しくなり、そして興奮した訳です。
と、言いますのも、5年程前に少しご縁があり、早稲田大学MBAの一環で、ゲストの企業の方からお題を出されて、それに提案をするという、なかなか面白かった授業がありまして、それに関わる機会がありました。
その時、私は参加者側だったのですが、企業の方から出されたお題が「訪日客への新商品の提案をせよ」というもの。
私が考えた提案内容やその根拠を要約しますと、
・当時はまだまだキャッシュレスの普及が今ほどでもなかったので、観光客の皆さんは、必ず円の小銭や1000円札などを余らせて帰国の途につく
・でも細かい日本円を余らせていても、どうせ母国の通貨に両替すると手数料がかかるから、そのまま持っている
・持っていても次日本に来る機会が決まっている人はほぼ皆無なので、使われることがないことは本人も薄々自覚している
・お金ど言えど、日本円の小銭は正直持っていてもかさばるだけで厄介(もちろん捨てるわけにいかない)
・どうせ持っていても使わない日本円であれば、さらに金額が少額であれば、日本で使い切ってしまいたい
といった、海外旅行であるあるな状況を活用して、
「日本の伝統工芸品のガチャを作って、それを国際線空港の出国ゲートあたりの一角に設置する」
というものを提案。
ポイントは、日本を感じさせるガチャならお土産にもなるし、ガチャだから景品も小型なのでかさばらず持ち帰りやすし、何が出るか分からないワクワク感も楽しめて、小銭を持て余すほぼすべての訪日観光客を利用者として想定することができる上に、使い切りたい小銭で遊べるので支払いに抵抗感も低い(ない)ので、利用が進むのでは?というものでした。
感覚的に実際に設置したら結構流行るんじゃないかな?なんて思いながら楽しくアイデアを練った記憶があります。
それがなんと!同じようなことを考えて羽田空港で実践している方がいるではないですか!
自分が実行した訳ではないのですが、また、工芸品ではなくアニメのおもちゃでしたが、同じ趣旨で実践されている方がいて、アイデアが採用されたような気分になり、なんだか嬉しくなりました。