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保留コーヒー!

「保留コーヒー」という言葉をご存知でしょうか?

かく言う私もつい最近知ったのですが、とてもいい考え方だし、仕組みだと思ったのでご紹介いたします。

もう何十年も前の話だそうですが、イタリア・ナポリの習慣で、カフェやレストランでコーヒーを注文するときに、例えば2名でも「コーヒー4杯ください、2杯は保留で」と注文するそうです。そうすると、2杯は普通に提供されるのですが、残り2杯はお代を支払っておしまい。その後、いつ、だれが来るとも決まっていないのですが、コーヒーを買うことが難しい状況にある方がカフェにやってきて、「保留されたコーヒーはありますか?」と定員さんに相談した際に、保留コーヒーがあれば、その方は無料でコーヒーを飲むことが出来るそうです。

いわば「前払の善意」という訳です。

いろいろな寄附のカタチはあっていいと思いますが、

・コーヒーという気持ちが落ち着くもの。私にとってもなくてはならない存在

・1杯あたりは数百円程度なので、比較的寄附をしやすい金額

・何に使われるか分からない寄附ではなく、”このカフェの、コーヒーを、必要としている方へ”と明確

というのがとてもいいなぁと思いました。そして、起源はイタリアですが、今では世界中で、日本でも広まりつつある考え方だそうです。私もニュースで、同じ趣旨の取り組みをしている定食屋さんが紹介されているのを見たことがあります。

コーヒーや食事だけじゃなくて、税理士にも出来るんじゃないかな?と思うんです。弊事務所でも、この考え方を取り入れてみたいとおもいました。